最良のがん薬物療法を
届けたい

CHEMOTHERAPY

外来化学療法室において、細胞障害性(殺細胞性)抗がん剤、分子標的療法、がん免疫療法など様々ながん薬物療法を実施しています。専門スタッフにより薬剤投与から有害事象(副作用)管理まで包括的かつ最良のがん診療を提供します。

外来化学療法室

外来化学療法室について

外来化学療法室は、リクライニングチェア6台とベッド14台を設置して毎月600件以上の通院治療を行っています。医師、薬剤師、看護師でミーティングを行い、診療科と連携しながら安全で質の高い治療を患者さんに提供できるように心がけています。
確実な治療を安全に実施することはもちろん、患者さんに治療中の時間をできるだけ快適に過ごしていただけるように努めております。また、医療者だけでなく、患者さんにも積極的にご協力いただき、投薬する薬剤の確認や症状の観察を行うことで、患者さんの変化にいち早く気付くことのできる体制を整備しています。
外来での通院治療においては患者さんの自己管理能力の維持・向上が重要となりますので、患者さんの個別性に応じた指導に取り組んでいます。

  • 外来化学療法室で治療を受ける方は、看護師や薬剤師がパンフレットを用いて治療内容を説明させていただきます。

  • 疾患や治療の影響で脱毛を生じる方のために、頭皮ケアの方法やウィッグ、帽子の購入について、看護師がご相談に応じております。話を聞いてみたいと思われる方は、看護師までお声かけください。

化学療法審査専門部会

下部組織としてレジメン審査ワーキングを置き、各診療科から申請を受けたレジメンについて協議し、エビデンスレベルの高い良質で安全な治療ができるように努めております。また、エビデンスの少ない希少癌に関しても柔軟な対応を行い、患者さんにとって最良の治療が滞りなく実施できるようにしています。化学療法の安全で確実な実施を目的として、院内における化学療法に関するルール作りや基盤整備を行っています。

irAE(免疫関連有害事象)対策チーム

免疫チェックポイント阻害薬によるがん免疫療法が広く行われるようになりました。劇的な治療効果が得られる一方で、免疫が過剰になることで生じる免疫関連有害事象(irAE)という副作用が問題になることがあります。irAEはとても多彩で身体中のどこにでも症状を認める可能性があり、まれに肺炎や大腸炎など対応が手遅れになった場合、命にかかわる状態になることもあります。irAEは診療科の垣根を越えた迅速な対応が求められるため、新たな取り組みとして院内にirAE対策チームを結成しました。
irAE対策チームは、多職種、多診療科のスタッフで構成され、すべての患者さんに安全に免疫チェックポイント阻害剤による治療を受けていただくため、日々活動しています。

スタッフ紹介

医師

  • 小谷 昌広

  • 矢内 正晶

薬剤師

  • 秦 英司

  • 足立美菜子

  • 齋尾真希

看護師

  • がん看護専門看護師

    上田 恵巳

  • がん化学療法認定看護師

    来海 さゆり

  • 他 看護師7名