Cancer counseling がん相談
がん相談支援センターとは
がんに関する事、
お気軽にご相談ください。
「がん相談支援センター」は、全国の「がん診療連携拠点病院」や「小児がん拠点病院」「地域がん診療病院」に設置されている、がんに関する相談の窓口です。 がんに関することであれば、患者さんやご家族に限らず、その病院を受診していない方、がんにかかっていない方など、どなたでも無料で利用していただけます。 鳥取県内では、下記医療機関にあるがん相談支援センターや医療相談部門で専門のスタッフが様々な相談に対応させていただいております。
リーフレットはこちらPDF相談できること
-
医療費
- 検査や治療にかかる医療費を知りたい。
- 医療費の負担を減らしたい。
- 医療費が高くて支払えない。
- 高額療養費制度って?
-
治療
- どの治療を選べばいいの?
- 標準治療って何のこと?
- 他の病院で意見が聞きたい。
- 医師の説明が難しい…
- 民間療法でがんは治るの?
- がんゲノム医療ってなに?
-
副作用・後遺症
- 吐き気がつらい。
- 口内炎がつらい。
- 手足がしびれる。
- 脱毛って必ず起こるの?
- ウィッグ(カツラ)を作りたい。
-
仕事
- がんになっても仕事を続けられる?
- 休職と退職で迷っています。
- 働けない間の生活は?
- 傷病手当金って?
- がんになったら解雇された。
-
家族
- 子供にがんを伝えるべき?
- 家族の介護はどうしよう。
- がん治療による将来の妊娠・出産への影響を知りたい。
- 遺伝するがんはありますか?
-
食事
- 食事で気をつけることは?
- 手術後の食事はどうすればいいの?
- 食べられなくなった時はどうしたらいいの?
-
つらさ
- がんの痛みに困っています。
- モルヒネって怖い薬なの?
- 最近気持ちが塞いでます。
- 色々気になって眠れません。
- がん経験者と話したい。
-
療養の場所
- 点滴や処置があっても家に帰れるの?
- 介護保険の申請って必要?
- 往診や訪問看護ってどんなもの?
- 緩和ケア病棟って?
-
その他がんに関連する
ご質問やお悩みなど
お気軽にご相談ください。
鳥取県内のがん相談支援センター・各病院の医療相談部門
-
鳥取県立厚生病院
倉吉市東昭和町150(患者支援棟1階)
0858-22-8181(代表)- FAX/0858-22-8210
- メール/chiiren-k@pref.tottori.lg.jp
- 相談時間/平日8:30〜17:00
- 相談方法/面接、電話、メールなど
セカンドオピニオンについて
セカンドオピニオンとは
がんの診断や治療選択について、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医師に「第2の意見」を求めることです。担当医と十分な話し合いを行っていたとしても、「別の医師の話を聞いてみたい」と思うことがあるかもしれません。病院や医師によって意見が大きく異なることは必ずしも多くはありませんが、同じ意見であったとしても、セカンドオピニオンを聞くことで、病気や治療への理解がより深まり、納得して治療にのぞむことにつながることがあります。
セカンドオピニオンの利用の流れ
-
01
主治医の意見(ファーストオピニオン)をよく理解する。
-
02
身近な人に相談し、セカンドオピニオンを受ける医療機関を決める。
-
03
主治医にセカンドオピニオンを受ける事を伝え、紹介状などをもらう。
-
04
医師に伝えたい事、聞きたい事を整理しておく。
-
05
セカンドオピニオンを受ける。
-
06
主治医に報告し、今後の治療を話し合う。
妊孕よう性温存について
がんになっても
妊娠・出産を諦めない選択。
妊孕(よう)性とは「妊娠する力」のことを意味します。 放射線治療や抗がん剤の種類によっては治療後に男女ともに妊娠が困難になることがあります。がん治療前に卵子や受精卵、精子を凍結保存することで、がん克服後も妊娠の可能性を残しておくことができます。このことを「妊孕(よう)性温存」といいます。 これらの治療は必ず選択しなければならないわけではありませんが、このような治療法があることを知った上で後悔のない選択をされるよう、まずは主治医の先生にご希望を伝えることが大切になります。
鳥取県での取り組み
鳥取県では、令和3年4月から開始された国の助成事業に基づき「鳥取県小児・AYA世代がん患者等妊孕性温存治療法研究促進事業」を実施しています。この事業はがん治療を最優先にすることを大前提として、がん患者さんが将来お子様を持つことができるよう、希望をもってがん治療にのぞむことができるよう、妊孕性温存療法に要する費用の一部を助成し、経済的負担の軽減を図るとともに、臨床データ等に基づく有効性・安全性の高い妊孕性温存療法の普及などに取り組むことを目的としています。妊孕性温存のことや事業についてお知りになりたい方は「がん相談支援センター」や「鳥取県不妊専門相談センター」にお問い合わせ下さい。
AYA世代について
AYA世代とは?
AYA世代とは、思春期(Adolescent)・若年成人(Young Adult)のことで、15歳から39歳の患者さんが当てはまります。この世代は進学、就職、結婚、こどもの誕生など、夢と希望を抱き奮闘している世代です。 AYA世代のがんの罹患数は非常に少なく全体の3~5%ほどです。しかし、活動的で変化の大きいこの時期にがんに罹患することで、思い描いていたライフプランを見直さざるを得なくなり、様々な悩みを抱えながら病気や治療に向き合うことになります。同じAYA世代、同じ年齢であっても、自立の度合い、家庭や社会における役割や環境、経済的状況、ライフプランはそれぞれ異なるため、患者さん一人ひとりのニーズに合わせた支援が必要となります。 AYA世代のがん患者さん、そのご家族の皆さまは病気や治療のこと、それ以外にもたくさんの悩みを抱えておられることと思います。まずは一人で悩まず誰かに相談してみてはいかがでしょうか?病院内のがん相談支援センターなどでも相談をお受けしています。
アピアランスケアについて
アピアランスケアとは?
外見の変化によるがん患者さんの苦痛を軽減し、その人らしい生活を送ることができるように支援することです。具体的には、脱毛や髪質の変化に対する頭皮ケアやウィッグの紹介、湿疹やかゆみ、乾燥などの皮膚トラブルに対する保湿ケアや薬の使い方の説明、爪甲の菲薄化や脆弱化、亀裂、炎症などの爪トラブルに対する保護方法の指導などを行います。
鳥取県での取り組み
鳥取県では、治療に伴う外見の変化を補完することで、がん患者さんの心理的な負担を減らし、その人の生活がよりよいものになるように、ウィッグ(かつら)及び、補整下着などの購入費用の補助制度を開始しています。
[制度の概要]