がん診療Q&A

各質問をタップクリックすると回答が表示されます。

Q1

がんと診断され、どうしていいのか分かりません。

A1

がんと告知されると、頭が真っ白になることや、動揺して心の痛みが出現することがあります。一人で考え込まず、家族や親しい友人、医療スタッフに、つらい気持ちを話してみましょう。また、がん診療連携拠点病院にはがん相談支援センターが設置されており、その病院の受診の有無に関係なく、専門スタッフが相談に応じてくれます。鳥取大学医学部附属病院がんセンター相談窓口

Q2

がんの治療にはどんなものがありますか。

A2

一般的には、外科手術、抗がん剤を使用する化学療法、放射線治療、痛みを和らげる緩和治療があります。複数の治療方法を併せて行うこともあります。がんの種類や進行の程度により選択できる治療方法が異なりますので、詳しくは担当医師などにご相談下さい。

Q3

治療にかかるお金が高額で、支払いができるのか心配です。

A3

病院や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(その月の1日から末日までの計算)で一定の限度額を超えた場合、超えた額を支給する高額療養費制度があります。病院に設置されている地域連携室や、加入している保険証の発行機関にお問い合わせください。

Q4

抗がん剤に伴う副作用にはどのようなものがありますか。

A4

使用する抗がん剤の種類により大きく異なりますが、代表的な副作用には脱毛、白血球の減少に伴い感染が起こりやすくなる状態(易感染性)、悪心・嘔吐、便秘や下痢などがあります。事前に対応することで、副作用を軽減できる場合がありますので、担当医師にご相談ください。

Q5

担当医以外の意見も聞いてみたいのですが。

A5

担当医以外の医師から、病気の診断や治療に関する意見を聞くことをセカンドオピニオン(第二の意見)といいます。それぞれの医師による病気の治療方針の違いや、病院で行うことのできる治療の内容が違うこともあります。現在の担当医の診察を受けながら、他の医師の意見を聞くことは、今後のより良い治療方法を決める参考になります。セカンドオピニオンの希望を担当医に伝えましょう。ご自身で伝えにくい場合には、ご家族から伝えてもらうのも一つの方法です。

Q6

がんになった本人へどのように接したらいいですか。

A6

多くの患者さんが、がんになったからといって気を使われたり、何かを言ってほしいと思っているわけではなく、これまでと同じように接してほしいと望んでいます。病気との向き合い方はその人の生き方、価値観によって様々です。ご本人の気持ちを100%理解することはできませんが、ご本人がどのような気持ちでいるか想像してみましょう。一生懸命に理解しようとしてくれたことは本人に伝わり、本人にとって大きな支えとなるでしょう。